おじいちゃんと暮らす平屋風の木の家

コンセプト

祖父と暮らす暖かい木の家をご希望されたお施主様、宮下との出会いは大工との縁がめぐりつながった。当初は平屋をご希望されていたが、暮らしやすさや動線を考えた平屋風の2階建て住宅をご提案した。内観は温かみのある杉材をふんだんに使った内装にアンティークの照明や手作りのカーテンが似合う空間に仕上がった。外壁は焼杉板張りにガルバリウム鋼板を立平葺きした大屋根と薪ストーブの煙突が特徴的な平屋風のイメージに。お祖父様との暮らしを考えたバリアフリーを取り入れた優しさいっぱいの木の家ができました。

設計ポイント
敷地には、築100年を超す立派な母屋と広い日本庭園があり、それを新たなガーデン~住居~倉庫とつながっていくようにしています。それらをのぞめるようにリビングの東・南面コーナーには窓を配置しました。

お施主様の声
とても暖かく温度差がないので快適。断熱材と木の蓄熱効果のおかげでしょうね。バリアフリー設計でおじいちゃんの部屋とトイレも近いので安心です。キッチン脇の書き物スペースも気に入っています。「古民家風に床を濃い色塗装するのもいいかなと思いましたが、ミヤシタさんに「杉の良さを生かした方がいい」とアドバイスされて素のままの色に。経年変化が楽しめてよかったです。

見どころ

・食卓テーブルはケヤキの一枚板で造作。
・2階は木の横格子が空間のアクセントになっている
・玄関土間を広く取り、薪ストーブを設置。炎による癒やし効果もある。
・小屋裏を利用して収納スペース
・宮下木材オリジナルの木粉仕上材「ふくろう壁」を一部天井に施工

性能
・認定長期優良住宅(耐震等級2/断熱等級4)
・兵庫県産木造住宅(木造住宅ローン利用)
・Ua値0.6W/m2K
・株式会社イマガワによるIMAGAWA施工例コンテスト(2019)優秀賞受賞

竣工:2016年9月
場所:兵庫県加東市
家族構成:ご本人+祖父
敷地面積:830.60㎡
延床面積:91.08㎡
1階:57.96㎡
2階:33.12㎡

玄関ホール(イマガワ)
階段
LDK
居室
トイレ
薪ストーブ
2階
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