建築工法/耐震性能住宅

(株)宮下の建てる家は「木造軸組工法」

昔からの伝統的な工法「木造軸組工法」。(株)宮下では、「耐震性能」「耐久性能」などの住宅性能についても十分に考慮した上で、木造軸組工法ならではの自由設計の良さを取り入れた「木の家」をデザインしています。梁や屋根構造に現れる木材の力強さ、節や板目の自然の造形、木の良さを活かしながら、「木」にこだわって家づくりをしています。
構造材を現し
柱や梁(桁・胴差)などの木材を組んで、家の木組み(構造材)をつくる「木造軸組工法」。
室内の壁の作り方でも「真壁工法」と「大壁工法」があります。真壁工法とは、構造材である柱を見せる仕上げ方のことです。一方、大壁工法とは柱を見せない仕上げ方のことです。(株)宮下の木の家は、大壁工法を基本にご要望に応じて、木組みである大きな梁や柱を現し(真壁工法や化粧梁)にすることで、木を使った家の良さをよりいっそう表現しています。スッキリとした空間に太い柱や梁が見えることで室内の印象をより力強くしてくれます。
ご要望に応じて、真壁工法を基本として計画することもできます。担当者までお気軽にご相談ください。

接合金物
木造軸組でありながらも、通柱と横架材(梁・桁)を構造金物(テックワンP3)で接合することにより、欠損部分が多くなるホゾ穴式の軸組に比べて接合部の強度を増すようにしています。木のもつ優しさと力強さを併せ持つ住まいです。
品質確保
(株)宮下は、平成9年、「MS21工法」で(財)日本住宅木材技術センターの木造住宅合理化認定を受けました。これは、住宅の耐震性や耐久性向上、維持管理の方法、省エネ性能の向上のためのプランや工法に対して認定されるものです。当時の合理化認定は、現在の品確法(長期優良住宅)の前提となる、耐震性能や耐久性能、維持管理、省エネ性能の確保が必須条件であり、早くからこのような「優れた性能を持つ住まいづくり」に取り組んでおります。
製材所と共に木を見て、施工を続けてきた大工による施工
宮下の木の家づくりは、現場監督と棟梁(大工職人)の2人で責任施工を進めます。大工は母体である(株)宮下木材で長く協力して多くの木工事をこなしてきた熟達した腕をもつ職人が施工しています。

耐震性能住宅

国は、近い将来発生すると予想される大地震に対して、長期優良住宅の認定基準の中で、耐震性能の基準を定めています。(株)ミヤシタではデザイン面だけでなく耐震性能についても検討しながらご提案いたします。丈夫な家づくりには、耐力壁の配置が重要になります。デザイン面だけでなく、構造においても、適切な検討を行い納得の家づくりを目指します。

住宅の品質確保の促進などに関する法律

平成12年に施工された「住宅の品質確保の促進などに関する法律」いわゆる「品確法」で定められた耐震性能の基準では、建築基準法と同等の耐震性能を「等級1」とし、これに対し、1.5倍の耐震性能を「等級2」、2.0倍の耐震性能を「等級3」と定めています。「長期優良住宅」については、「等級2」以上の耐震性能を有することが認定基準となっています。当社では、建築基準法の要件を満たす「等級1」を検討し、ご要望に応じて「等級2」「等級3」の検討、および、長期優良住宅の認定申請を行うことも可能です。

耐震性能「等級」の検討

「等級2」や「等級3」となるように、耐力壁を配置する場合、状況によっては、平面計画に影響することがあります。そのため平面計画を最終決定する前の段階で、ご要望の等級に応じて、耐震等級を検討いたします。できるだけ、平面計画を優先し、耐力壁位置等の検討をすすめていきますが、耐力上、オープンにしたい空間に、柱や壁が必要となる場合もあります。

耐震性能が高い家

耐震性能の高い家とは、単純に考えれば「耐力壁」がバランスよくたくさん配置された家ということになります。耐力壁をたくさん配置するめには、開口部を少なくする必要があります。しかしながら、空間の心地よさや動線などの使い勝手考えるとき、窓や扉などの開口部、広い室内空間など、壁をできるだけ少なくしたい。と思うのが一般的です。また、大きな吹き抜けがある家は、水平面(床面)の剛性という点からは弱い建物ということになります。
開放的な空間は、住む人にとってはとても重要ではありますが、家を支えるための柱や壁量が少ないということは、家にとっては大きな負担ともなります。そのため、お客さまのご希望、ご要望を十分にお聞きしながら、家づくりの専門家として構造計画についてもアドバイスも行っていきますので、デザイン面や使い勝手(機能面)そして構造においても十分に納得していただけるようにバランスのとれた家づくり目指しています。

耐震工法、免震工法、制震工法

(株)ミヤシタの家づくりは、木造軸組工法です。構造計画の際には、筋交い又は、構造用合板による耐力壁で耐力を確保していますが、ご要望によって、免震工法や制震工法のご提案も可能です。耐震工法、免震工法、制震工法はいずれも、地震から建物を守る優れた工法です。各々に長所と短所があります。当社が採用している筋交いや、構造用合板を使用した耐震計画は、歴史と実績があり、一般的に採用されています。この工法に、免震や制震工法を組み合わせて使用することも可能です。※工法によっては、工事費が高額になる場合もあります。ご検討をご希望の場合は担当者にご相談下さい。

耐震工法とは
地震に対して、柱と壁(耐力壁)と基礎が一体になり地震のエネルギーを吸収して、地震に対抗する工法の ことを言います。筋交いや、合板を使用して耐力壁を構成する一般的に広く普及している工法です。

制震工法とは
地震のエネルギーをダンパーなどで吸収して、揺れを軽減する工法です。制震装置にはオイルダンパーやゴムダンパーを使用したものなど、工法は様々なものが開発されています。コストは、耐震工法よりも高く、免震工法よりも安くなります。

免震工法とは
建物と地盤、基礎と建物の間に、免震層を設け、地震の揺れを建物に伝えにくくする工法です。免震装置には、ボール、ローラーを使用したものや、最近では空気を利用した装置も発売されています。装置は大掛かりになり、大きなコストが掛かります。


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