ひょうごの木の家
コンセプト
木が好きで、木に関わるお仕事をされる施主様のための、木と共に暮らす家です。敷地のアプローチから家の中まで（玄関も！）、人が歩く所はすべて木で出来ています。駐車場とアプローチには、丹波市産の杉の黒芯材を使いました。黒芯材は、丸太の芯の色が黒くて水分が抜けにくいため、一般的には嫌われている材ですが、お施主様と相談しながら、使い方の可能性に挑戦しました。玄関へと続く階段とウッドデッキは、多可町産の多可桧で仕上げました。玄関ドアをくぐれば、今度は宍粟市産の杉がお出迎え。室内の建具枠には、丹波市産の杉材を使っています。室内階段の踏み板は、杉と桧を交互に使いました。どこに、どこからきた、どんな木が使われているのか、木のストーリーが随所に詰まったひょうごの木の家です。
性能
・認定長期優良住宅（耐震等級3）
・兵庫県産木材利用木造住宅（県産木材使用率80％以上）
・Ua値0.41W/m²K
・C値0.2cm²/m²
・許容応力度計算による耐震等級3
・ウォールスタットによる耐震解析
・認定長期優良住宅（耐震等級3）
・兵庫県産木材利用木造住宅（県産木材使用率80％以上）
・Ua値0.41W/m²K
・C値0.2cm²/m²
・許容応力度計算による耐震等級3
・ウォールスタットによる耐震解析
竣工：2022年10月
場所：神戸市北区
家族構成：ご夫婦＋子1人
敷地面積：199.47m²（60.33坪）
延床面積：103.30m²（31.24坪）
１階：59.62m²
２階：43.68m²
LDK
南側の窓だけではなく吹抜けからも光が入って、明るく解放感のあるＬＤＫ。キッチンから室内全体が見渡せるので、子供が遊んでいても安心して家事が進みます。
リビング天井
梁を全て見せた天井は迫力満点!
吹き抜け
明るい吹抜けですが、外からの冷気も気になる所。3重ガラスの樹脂窓を採用して、冬場の対策もバッチリです。2F寝室には室内窓を設置して視線を通し、空間を広く感じるようにしています。
和室
LDKに隣り合った和室は、扉を開けると第2のリビングにもなり、閉じると見えなくなるので、急な来客時には納戸にも変わります。
階段
1Fと2Fをつなぐ階段は、杉と桧のコンビネーション。
玄関
玄関横に設けた手洗いスペースとトイレ。帰宅後すぐに手を洗えます。
洗面脱衣室
玄関から収納を通って直接洗面脱衣室に行くことが出来ます。洗面脱衣室には造作棚＋乾太くんで、お洗濯がラクチンに。
庭
和室とリビングから見える南側の庭。芝生が根付くと、自宅キャンプも楽しめる広々スペース。庭に面した浴室には外格子を設えて、外からの視線を止めつつ庭の植栽や夜空、朝の陽射しが楽しめるようにしました。
子供室
それぞれ4畳のお部屋。子供でも自分でお片付けが出来る大きさです。
書斎
寝室の隣に設けた書斎。ご主人様が使いやすいように、細かな寸法を打合せして造作しました。
外観
外壁は左官仕上げ。駐車場、アプローチもすべて木で作りました。
