地域材利活用建築のコンテストにスタッフが♪

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2023.11.28

先週末、兵庫県の地域利活用建築デザインコンテストの発表が行われ、弊社のスタッフも全力でお手伝いさせていただきました。本日は、そのコンテストの舞台裏や感動の瞬間と、その裏で繰り広げられたエピソードをまじえながら、国が林業をなぜ今推進し、地域材利活用を推しているのか、そのポイントも簡単ではありますが、まとめてみました。

持続可能な資源活用
国は、森林を持続可能な資源として位置付けています。林業は、適切な管理下で行われることで、木材やその他の森林資源を持続的に利用できるため、将来の世代にも美しい自然環境を残すことができると考えているようです。

地域経済の活性化
林業の振興は地域経済の活性化につながります。地元の森林資源を有効活用することで、雇用機会が生まれ、地域の経済基盤が強化されます。これは、地元のコミュニティにも、とっても好影響をもたらしています。

地域材の優れた特性
地域で収穫された木材は、その土地の気候や風土に適応しているため、建築や製品製造において優れた特性を持っています。これにより、地域材を使用することで、高品質かつ環境にやさしい製品が作られるのです。

温暖化対策への貢献
森林は二酸化炭素を吸収し、酸素を生み出す重要な生態系です。林業の健全な推進は、森林の保全と再生を促進し、気候変動への対抗に一役買います。地域材の利用は、炭素フットプリントを低減する一翼を担います。都道府県が個々にこれを行うことで、日本国の統一的な温暖化対策につながります。

色々なことが結びつけば、未来への投資
国が林業と地域材利活用を推進するのは、未来への投資でもあります。持続可能な林業と地域経済の発展は、私たちが暮らす地域や地球全体に良い影響を与えます。地域の木材や製品を使うことで、地域社会と環境に寄り添う一環となり、持続可能な未来の実現に貢献できるのです。

このようなことから、兵庫県でも、木材の地域利活用もいろいろな方面で行われており、この度のような建築デザインコンテストが行われるわけです。
そして2023年の最優秀賞は、

『 ARIOSE 』

ラヴィマーナ神戸　アーリオス
https://abax-arc.com/
ポートアイランドの神戸空港をさらに進む突き当りにある結婚式場です。そして優秀賞には、㈱宮下の母体の㈱宮下木材が製材した木が使われた、日本設計の中央区役所・中央区文化センターが選ばれました。他にも、森のウッドデッキ、淡路島の平屋、軸組の家が選ばれています。ではちょっとここで、エピソードを。今回行われた兵庫県の地域利活用建築デザインコンテストの発表のがお手伝いをした、スタッフのコメントをどうぞ(*^^*)

『11月25日に兵庫県民会館にて行われました地域材活用建築デザインコンテストを拝見いたしました。エントリー作品が、その土地の特性・歴史・景観が活かされた作品の機能性と現代のデザインが見事にマッチし佇む姿は圧巻でした。また、専門的な構造や、作品に込められたコンセプトのプレゼンや講評を拝聴し、素人の私がその場にいることがおこがましくなるくらい、高貴で精巧が極められた素晴らしいものでした。私は、株式会社宮下に事務として入社しまだ1ヶ月で、今まではあまり建築物を深く知ることがなかったのですが、僭越ながらもこのコンテストを拝見し、木造建築における無限の可能性を生み出される建築士の方々や施工に携わられる方々の熱意に心を打たれました。このような素晴らしい世界のお手伝いが少しでもできることに喜びを感じながら、業務を習得していきたいと思います。』おー！すばらしいパチパチ、写真をごらんください。ちゃんと影のお仕事をしていますね！実は、当日このお仕事を言い渡されたそうです^^;なんとも社長らしい💦