完成したばかりのお家。
最近よくその場に立っています。
家具もまだ少なくて、
生活のものもほとんど置かれていないので、
とにかくスッキリしています。
もちろん、これから暮らしが始まれば、
いろんなものが増えていきます。
窓の前に何も置かれていない場所。
少し広めの廊下。
何も掛かっていない壁。
木の床がそのまま見えているところ。
畳の上に何もない空間。
家づくりというと、
ここに収納を。
ここには棚を。
このスペースも有効に。
空いているところを見ると、
どう、インテリアするかって考えちゃいますよね。
でも、何にも使わない場所があってもいいんじゃないかな、と最近思うんです。
窓の前に何もなければ、
光がそのまま床に落ちる。
壁に何もなければ、
木や壁そのものが見える。
廊下に少し余裕があれば、
ただ歩くだけの場所なのに、なんとなく気持ちがいい。
そういう場所って、
写真を撮っていても自然とカメラを向けたくなります。
「ここには何を置くんですか?」
ではなく、
「ここは、このままでもいいな」
と思える場所。
家は、モノをたくさん入れるためだけの箱じゃない。
暮らしていけば、
嫌でも少しずつ物は増えていきます。
だから最初から全部の場所に役割を持たせなくても、
何もないところを少し残しておくのもいいのかもしれません。
いつか椅子を置くかもしれない。
植物を置くかもしれない。
子どもがそこで遊ぶかもしれない。
結局ずっと何も置かないかもしれない。
それでもいい。
そんな「まだ決まっていない場所」が家の中にあるのも、結構いいんじゃ無いかなって、思うんです。



