脱・既製品?!「その家に、既製品を合わせる。」を や め て み る。

脱・既製品。

「その家に、既製品を合わせる。」を や め て み る。

 

家を建てるとき。

家具はこの中から。
洗面台はこのサイズから。
収納はこのタイプから。
建具はこのデザインから。

そんなふうに、「用意されたものの中から選ぶ」ことが当たり前になっていませんか?

もちろん、既製品は便利です。

価格がわかりやすい。
品質が安定している。
納期も見通しやすい。

だから、既製品が悪いという話ではありません。

でも、ふと思うことがあります。

家のほうを、既製品のサイズに合わせなくてもいいんじゃないのかなって・・・


「あと数cmあれば・・・」は、意外と多い。

たとえば収納。「ここに棚があれば、もっと使いやすいのに」

「あとウンcmだけ幅があれば、入るのに」

「この隙間、何かに使えそうなのに」

家の中には、そんな小さな「あと少し」が意外とあります。

家具を置いたあとにできる隙間。
既製品では少し余ってしまうスペース。
逆に、あと少しだけ足りない収納。

既製品に合わせて家をつくると、こうした「ちょっともったいない」が生まれることがあります。

だったら、考え方を逆にしてみる。

「ここで、こう暮らしたい。」

その暮らしに合わせて、棚の幅や高さを決める。

洗濯物をここに置きたいなら、そこにカウンターをつくる。

毎日使うものをここに置きたいなら、手の届く高さに棚をつくる。

家族が並んで使うなら、少し広めのカウンターにする。

そんなふうに、物を家に合わせる× のではなく、家を暮らしに合わせていく。


造作って、全部オーダーメイドにすること?

ここで、

「でも、造作って高そう……」

と思う方もいるかもしれません。

たしかに、すべてを一からオーダーすれば、それなりの費用がかかります。

だから「家の中は全部造作にしましょう!」とは考えません。

キッチンやユニットバス、トイレなど、既製品を使う事もありでしょう。

100均やスリーコインズでも、使えるアイテムはたくさんあります。

大切なのは、既製品か、造作か。×
どちらが正解なのかを決めることではありません。

その家にとって、

「ここは既製品でもいい」
「ここは、つくったほうがいい」

を考えること。


「つくる」という選択肢があると気づいてほしい!

たとえば、んなところにも「つくる」という選択肢、あります。

造作の食器棚

キッチンの広さや使い方に合わせて、収納と作業スペースを考える。

実際の施工例でも、杉材を使ったオリジナルの食器棚を設けています。

造作の洗面台

洗面所に必要なのは、洗面ボウルだけではありません。

タオルを置く場所。
洗剤や日用品をしまう場所。
家族が使うための幅。

毎日の使い方に合わせて考えると、既製品とは違った形が見えてきます。

ミヤシタの施工例でも、木の天板を使った造作洗面などがあります。


ちょっとしたニッチ

「壁のこの部分、何かに使えないかな?」

そんな小さな発想から生まれるのがニッチ。

鍵や小物を置いたり、好きなものを飾ったり。

大きな家具を置くほどではないけれど、そこにあると便利。

そんな場所も、家づくりの中で考えることができます。

実際の施工例にも、ニッチ収納があります。

 


木だからこそ、できることもある。

ミヤシタには親会社の製材所があります。

兵庫県加東市にある宮下木材で、製材・乾燥・加工までを行い、床板や羽目板、枠材、カウンター材、建具材などをつくっています。

だから、家づくりの中で使う木についても、
「この場所には、どんな木を使おう?」

「このカウンターなら、どんな木目が似合う?」

「この建具は、どんな雰囲気にしよう?」

と、木そのものから考えられるのです。

既製品の中から色やサイズを選ぶだけではなく、

「この場所のための一枚」を選ぶ。

そんな家づくりができるのは、製材所を母体とするミヤシタは得意と言っても過言ではありません。


既製品を否定したいわけじゃない。×

でも、ここは、ちゃんと伝えておきたいところです。

既製品は便利です。使いやすく考えられているものもたくさんあります。

だから、

「既製品より造作のほうが良い」×

という単純な話ではありません。

むしろ、既製品を使うところは使う。
つくったほうがいいところは、つくる。

そのバランスが大切だと思っています。


「何を買うか」ではなく、「どう暮らすか」を考えてみる。

家づくりでは、

「どの商品にしますか?」

と聞かれる場面がたくさんあります。

でも、その前に考えてみたい。

「そもそも、何が必要なんだろう?」

そして、

「ここで、どんなふうに暮らしたいんだろう?」

その答えが出てから、

「じゃあ既製品にしよう」
「ここは造作にしよう」

と決めても、遅くありません。


「その家に、既製品を合わせる。」から、「その暮らしに、家を合わせる。」へ。

全部をオーダーする必要はありません。
高価な家具をたくさん入れる必要もありません。

ほんの少し、

「この場所、もうちょっとこうだったらいいのにな。」というところに目を向けてみる。

そこから、家づくりは少し変わるかもしれません。

「脱・既製品」は、
既製品をなくすことではありません。

その家に本当に必要なものを、
その家に合う方法で選ぶこと。

買うのか。
つくるのか。

その答えも含めて、一緒に考えていく。

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