阪神淡路大震災の日に考える_耐震シミュレーション

今日は27年前に甚大な被害をもたらした、阪神淡路大震災があった日です。
当時、宮下の事務所も被害を受け、事務所移転を余儀なくされました。
宮下では、家をつくる者として安全な家づくりに取り組んでいます。

木の家の構造はどう決めるか
宮下の木の家は、請負契約をいただいた後、より精密な図面を作成します。
その後、構造計算のうち最も高いレベルの計算である、許容応力度計算にかけます。
加えて、wallstatという解析ソフトを使って、設計した建物に阪神淡路大震災の地震動を与え、どうなるか耐震解析(シミュレーション)を行っています。

こちらは、初期設計のシミュレーションの様子です。

損傷の程度が色で現わされ、損傷が大きい方から順に赤、オレンジ、黄色、灰色となっています。

許容応力度計算を用いて、構造上の安全を確認したはずなのに、まだ赤色やオレンジの部分があります・・!
なぜでしょう??

揺れ方が異なる?!地震の振動
あなたはどんな地震に遭遇したことがありますか?
気づかないほどの小さな地震、吊るされた照明が大きく動くほどの大きめの地震、立て続けに揺れが複数回ある地震など、揺れ方は地震によってさまざまですよね。

画像引用元:日経クロステック 筑波大・境教授の地震動分析(1)桑原 豊 資料:境有紀

阪神淡路大震災の地震動データで検証するワケ
大地震とよばれるような地震の振動のうち、建物の被害を大きくもたらした揺れ方、というのが、阪神淡路大震災の地振動なのだそうです。
周期や加速度応答スペクトルのちがいといった専門的な説明は割愛します。
さきほどの初期のシミュレーションでみられるように、安全が確保できるといわれる手法で構造を設計していても、建物に大きな損傷をもたらす特長のある地振動を与えたら、損傷がおきてしまうことがわかりました。
このまま建ててしまっては心配ですよね。

損傷が少なくなるまで繰り返し検討する
そこで、間取りは変えずに、構造に使う部材や金物などの様々な変更を行い、損傷が少なくなるまで耐震解析を繰り返します。
こちらが、最終のシミュレーション結果です。

赤やオレンジがなくなりましたね!!

ここまで実に、100回以上の検証したそうです。(!!)

おわりに
地震は、いつ、どこで発生するかわかりません。
阪神淡路大震災のあったこの日。
そのデータを活用する技術があることを一人でも多くの方に知っていただき、ご自身と家族を守る家づくりにお役立ていただけたらと願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
弊社はウォールスタットマスターに解析をしていただいています。技術提供元:株式会社バーナル

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