日本からのアメリカの大統領へお土産は『輪島塗の・・・』

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2024.04.17

◆日本からのアメリカの大統領バイデン氏へお土産は『輪島塗の青ぼかしカップソーサー』と『輪島塗蒔絵ボールペン』

こんにちは。

アメリカを国賓待遇で訪問している岸田総理のニュースは、色々と流れていますが、その日本からの贈り物が素敵すぎて、ちょっとクローズアップしてみました。
岸田総理からバイデン氏ご夫妻への贈答品として、伝統工芸品輪島塗コーヒーカップと輪島塗のボールペンが手渡されましたそうです。

田谷漆器店のコーヒーカップのベースには、2年間の丹念な乾燥が施されたケヤキが使用
されており、そのために歪まず軽さが特徴で、ベースには珪藻土が採用され、その上に
ケヤキが配置され、熱が外に伝わりにくく、熱いコーヒーを注いでも外側が熱くならないのだとか。
逆に冷たい飲み物を入れれば結露が起きにくいのだそうです。

こだわりは湯呑みやコーヒーカップに取手が付けられていないのですが、これはカップを直接握っても
熱さを感じることがないためなのだそうです。

外観は、漆黒と鮮やかな青が絶妙に調和し、どこか能登半島の海の夜明けを連想させるような美しいものですね。

そして、輪島塗蒔絵ボールペン

日本の象徴である鳳凰が仲良く舞っており、日米の友好関係をイメージし、2羽の鳥が高みを目指して舞い上がっていく姿を連想して、描かれたものだそうです。
やはり、ベースには能登半島のヒバの木を用い、天然漆独特の持ち心地がとてもよいそうです。中の芯はアメリカの高級筆記具はクロス社の芯だそうです。品格のある逸品ですね。

株式会社宮下では、株式会社宮下木材と共同で能登半島地震復興支援とし、輪島塗の工房再建を目指すプロジェクトの支援、壊滅状態の木工所の能登ヒバの引き受けなど、微力ながらお力になればとご協力させていただいていますが、国もこのような形で支援している情報を見ると、ちょっと素敵だなと感じたのは、わたくしだけでしょうか(^^;・・・。

そして、株式会社宮下では能登半島地震復興支援の能登のヒバのフローリングの販売を開始いたしました。

ここで、少し、輪島塗コーヒーカップと輪島塗のボールペンにも使われている、能登ヒバのご紹介をさせてください。

能登ヒバは、石川県の地域に広く分布し、現地では「アテ」と呼ばれ、県木として親しまれています。
ヒノキチオールは、シロアリや細菌を寄せ付けない特性を持ち、湿気に強く腐りにくいため、輪島漆器や金沢の工芸品などにも利用されたり、金沢城や石川県の神社仏閣など、多くの建築物でヒバ材が用いられています。ヒバの特性“ヒノキチオール”＝ヒノキと思っている方が多ですが、日本の檜にはヒノキチオールはほとんど含まれていないのだそうです。「能登ヒバ」「青森ヒバ」に多く含まれています。

「能登ヒバ」に含まれる精油成分にはヒノキチオール・βトラプリンが豊富に含まれ、“ヒノキチオール”の優れた抗菌力や殺菌力により、ヒノキや杉に比べても腐りにくく、丈夫で⾧持ちで、耐久性などの特性を持っているのです。