ルミナリエと震災と住宅を考える神戸市北区の木の家工務店

こんにちは。

今日は東京である建設サミットに向かっています。
初参加なのでどんなイベントなのかしっかり見て聴いてきたいと思います。

昨日はひょうご木づかい王国学校の定例会でした。
翌年に向けて、木に触れるきっかけとなるようなイベントや仕掛けを行っていくことになり、建築の概念を外して、さまざまな切り口からイベント設計をしました。
また続報でイベントをしますので、チェックしておいてください。

イベントというと、ひょうご木のすまい協議会でも大きなイベントを行おうとしています。
地域材利活用デザインコンテストです。
現在募集中でさまざまなビルダーがよりすぐりの木の家を応募してくれます。
こだわりのある木の家を見たり、上位のプレゼンを聞くことができる公開プレゼンもあるイベントです。

今年も元町でルミナリエがありましたね。
妻が大阪出身でルミナリエを見たことがないということで最終日15日に連れて行ってあげました。

神戸のルミナリエは、阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託して、大震災の起こった平成7年の12月に初めて開催されました。
震災当時のことはあまり覚えていませんが、親に聴くと揺れている間もすやすや寝ていたみたいです。
でも加東市でもタンスが倒れたりして、連日ニュースが流れていたことは覚えています。
建築を知った今だから、震災に対する備えがいかに大事なのかと痛感しています。

今回はルミナリエにちなんで、地震のことを考えた家づくり、耐震性能のことをお話します。

地震で人の命を多く奪っているのは住宅

住宅は家族を守るものですよね。

でも震災で人の命を多く奪っているのもまた住宅なんです。
震災で人の命を奪っているまたは奪うと想定されているのは住宅の倒壊及び家具の転倒とされているものが2/3以上がほとんど、火事などの焼死もありますが、割合でいうと原因のトップ2になっているのは住宅なんです。

阪神淡路大震災では、死亡原因として圧死・窒息死が3/4(77%)を占め、焼死は1割ほどの調査結果もあります。

『構造計算』って言葉を知っていますか

構造計算ってご存知ですか?
実は知らない方がほとんどじゃないかなと思います。

地震で住宅が倒壊・損壊してしまう原因は構造計算をされていない住宅、または施工が不十分な住宅、が大きな原因になっています。

安心安全って言われるようになり、それでも倒壊している住宅があります。
実際、2階建てまでの木造住宅は、4号特例といって、建築確認申請に構造計算を提出しなくてもよいことが法令で定められています。
これができた経緯は当時すべての建築士が当たり前に構造検討を行い、計算書の提出をしており、建築確認申請に掛かる時間を短縮して住宅の建築を早くする為、省いても当たり前にされるものだったことが始まりでした。

それが今では、構造計算をしなくてもよい建物が4号建築物だと認識されてしまっています。
とんでもないことだとおもいませんか?
でもそうやって建築されている住宅があることも知っておいてください。

『耐震性能』を考えた時、『長期優良住宅』と『ZEH』はどっちが正解?

住宅は性能表示制度により等級区分で性能が表示されています。
一般的に建築基準法に準拠しているものは性能等級1になります。
その中に耐震性能もあります。それぞれ等級1 等級2 等級3があります。

建築基準法では耐震性能、等級1です。
じゃあ等級1で建てたらだめなんじゃないか?と思いますよね。
この等級1の内容は
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)に対しても倒壊や崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
震度6強~7程度で倒壊や崩壊しないんです。大丈夫なんです!

ですがこれは構造計算が行われた場合です。
倒壊する建物は実際、現行の耐震性能等級1と言いながら、等級1ではない建物なのです。
※もちろん液状化や地割れ、地すべりなど、地盤に起因する場合は別になってきますので、それは地盤調査と地盤改良工事の分野での対応になります。

建築確認申請の後だったら契約してしまっているし、実際、そんなの契約前にどうやって知ればいいの?って思いますよね。

それがあるんです。

『認定長期優良住宅』と『ZEH』という言葉を聞かれたことはありませんか?
実はこれが一つのポイントになってきます。

『認定長期優良住宅』は住宅性能表示制度にある項目から建物の長寿命化(いわゆる長持ち)する項目をピックアップして等級を引き上げ住宅性能を取得することで国土交通省が長期優良住宅として登録を行う制度です。
その中に等級2があります。等級1から等級2に変わることで、構造計算書が作成・申請されることになるので地震でも倒壊しない建物になります。

もう一つ『ZEH』ですが、これは要注意です。ゼロエネルギーハウスの頭文字をとったZEH(ゼッチ)は、耐震性能に関しては特に定められていません。
『ZEH』だから地震には大丈夫!これは要注意してくださいね。

これで一安心・・・ではないので、もう少し読み進めてみてください。

ヤバいです『長期優良住宅』も倒壊!?

認定長期優良住宅(等級2)や等級3のように住宅も進化してきましたが、震災もまた進化しています。
地震×◯◯が増えてきました。

熊本の震災では地震の後、更に地震が起きました。
東北では地震の後、津波が来ました。
北海道では地震と液状化が起こりました。
大阪では地震の後、台風が来ました。

認定長期優良住宅にも被害が出ました。

どうして被害が出たんだ?

原因の前に構造計算のことをご説明します。
構造計算の中でも計算ルートという複数の計算を行い等級を出しています。
その中で一番難しい大変な計算が許容応力度計算と呼ばれています。
許容応力度計算は部材1つに流れる力の向きや強さを1つずつ計算して安全であるかどうかを確認する計算方法です。

そう、『許容応力度計算』をしていない 耐震性能 等級2以上は要注意です。

もちろん被害が出た建物で他にも原因は複数あります。
熊本では被災したあとすぐに震災が起きました。1度目は耐えたけど、2回目は耐えられなかった。
東北の津波には正直対策がとれないと云わざるを得ません。避難するしか無かったと思います。
北海道の液状化現象は地盤調査を行い、杭地業による改良工事がされていなかったこと。
大阪は瓦が飛びましたが、これは古い建物が多くあったこと、地震による修繕が追いつかなかったこと。
これらが原因じゃないかなと私は思います。(あくまで私見です)

長期優良住宅と許容応力度計算と地盤調査

震災で困ることは多くあります。
ですが、被災者を大きく苦しめるのは、住宅ローンです。一般に被災しても住宅ローンは無くなりません。
住めなくなっても月々の支払いは発生します。
次の住む場所も探さないといけません。復興には大きなエネルギーを必要とします。

でも、予防には大きなエネルギーはいらないのです。
予算は上がってしまいますが、計画に盛り込んでしまえば余分なエネルギーはいらないんです。

震災に強い家づくりが当たり前に行われない今だからこそ、

神戸市にある建築会社だからこそ、株式会社宮下の建てるミヤシタの家は
『認定長期優良住宅』『許容応力度計算』『地盤調査』この3つを必ず行います。

ルミナリエに行って、ライトアップがすごいきれいだなと感動するかたわら、震災や地震に対する建物のことを深く考えるよい機会になりました。

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・認定長期優良住宅   100万円/戸
・ゼロエネルギー住宅  140万円/戸

グリーン化事業とは、国土交通省が地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する為に出来た補助金制度です。
工務店等のグループ毎に採択されるものです。

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