鎧(よろい)壁の今昔物語

鎧(よろい)壁の今昔物語

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家づくりには、昔から受け継がれてきた知恵がたくさんあります。そのひとつが「鎧壁(よろいかべ)」です。鎧壁と言っても、写真のような鎧の一部でできた壁ではありません(笑)。

名前の由来は武士が身に着けていた鎧。

板を一枚ずつ重ねながら張っていく姿が、鎧の「草摺(くさずり)」や「しころ」と呼ばれる部分に似ていることから「鎧張り」と呼ばれるようになりました。見た目が似ているだけではありません。雨や風から建物を守る役割を持つことから、まさに家を守る“鎧”としての意味も込められています。古くから日本の住宅や蔵、納屋などに採用されてきた理由もそこにあります。

昔の鎧壁

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鎧張りは、日本の気候風土から生まれた外壁工法です。雨の多い日本では、外壁に当たった雨水をいかに素早く流すことが重要でした。板を下から順に重ねることで雨水が内部に入りにくくなり、建物を長持ちさせる工夫が施されていました。
昔の民家や納屋、蔵などでよく見られたのもそのためです。

機能性を追求する中で生まれた工法でしたが、板が重なり合う独特の陰影は美しく、日本の景観の一部として長く親しまれてきました。

昔の鎧壁には縦押縁が付いているものが多く見られます。これは板の継ぎ目を保護し、雨の侵入を防ぐための先人の知恵だったようです。

現代の鎧壁
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一方、現代の住宅では防水性能が向上したことで、縦押縁を設けず、木の表情をより楽しめる納まりも増えています。

時代によって役割や見せ方は変わりましたが、「木で家を守る」という考え方は今も昔も変わりません。時代が進み、住宅の外壁材も大きく変化しました。

サイディングや金属外壁など、さまざまな材料が使われるようになり、本物の木を外壁に使う住宅は少なくなりました。
しかし近年、「木の質感を大切にしたい」「自然素材に囲まれて暮らしたい」という思いから、鎧壁が再び注目されています。
ただし、現代の鎧壁は昔と少し様子も異なってきております。住まいの性能やデザイン性も求められる中で、木の魅力をより引き出す工夫が加えられています。
鎧壁は、厚みのある杉板を使用し、板と板の重なりによって深い陰影をつくり出します。
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”朝日が差し込む時間。”
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”夕暮れの柔らかな光。”
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”曇り空の日。”
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同じ壁でありながら、その表情は刻々と変化します。”それは工業製品では表現できない、天然木ならではの魅力です”木は時を重ねていろいろな表情を魅せます。時には思わぬ表情をすることもありますが、経年変化で、数年後には新築時の美しさだけではなく、年月を重ねながら変化していくことも木の魅力なのです。
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少しずつ色合いが落ち着き、住まいとともに味わいを深めていく。それは傷んでいくのではなく、暮らしの歴史を刻んでいくということ。
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鎧壁は、昔から受け継がれてきた知恵と、現代の家づくりが出会って生まれる外壁です。木の家だからこそ、外壁にも木の存在感を。

「下見板張り」と「鎧張り」の違い

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冒頭にも少し違いを語りましたが、実は建築の世界では、「下見板張り」と「鎧張り」は似ているようで少し意味が異なるようです。下見板張りとは、板を横方向に重ねながら張る工法全体の総称です。その中の代表的な張り方のひとつが鎧張りとなります。

つまり、
・下見板張り = 工法の総称(写真上)
・鎧張り = 下見板張りの一種という関係になります。
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大工さんや地域によっては同じ意味で使われることもありますが、厳密には鎧張りは下見板張りの仲間ということになります。

宮下木材さんの鎧壁

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宮下木材さんの鎧壁の板厚は18mm。
一般的な鎧張りの厚さとなります、兵庫県産木材を利用しております。
また、KOBE WOODでの対応も可能との事。詳しくは宮下木材さんか、ミヤシタのスタッフにお尋ねください。

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