一般木造住宅は危険!?耐震等級3をとるべき恐怖の理由

こんにちは!昨日とびっきり寒い休日でしたね!私は、防災グッズに冬物をしこたま詰め込みました。
だって、先日の研修で恐ろしい事実を知ってしまったから・・

大地震が起きたら、
わが家、倒壊します。
夫「え・・。そ、そんなの地震が起きてみないとわからないだろう。」
妻「これをみて。」

①地震が発生 → ②グラグラグラ ↓

③1階がっっ・・ → ④ぺちゃん

 

画像引用:「その丈夫さで、大丈夫?安全な家づくり」wallstatパンフレット

夫「・・完全に倒壊しちゃってるね。もしかして・・」
妻「そう。このぺちゃんこになった家は、建築基準法で定められた基準で建てられた家なの。このシュミュレーションは、阪神大震災の地震動を与えた場合の解析結果を見える化した画像だそうよ。わが家は、築23年。まさにこの家と同じってわけ」
夫「こわっっっ!!早く新しい家を建てなきゃ!」
妻「そうね。でも、2021年になった今でも、このシュミュレーションした家と同程度の耐震基準しか満たしていない家がたくさん建築されてるんだって。」
夫「ええーーーーーー!!どういうこと??」

一般木造住宅とは
家を建てる場合、建築基準法等で定められた、改正新耐震基準(2000年6月改正)をクリアする必要があります。
ただし、耐震性能としては、この基準は最低限のレベルです。

一般木造住宅=建築基準法レベル=最低限の耐震性をもつ家。ということになります。
夫「最低限とはいえ、耐震性があるんだから安心なんじゃない?」
妻「そう思うわよね。では、耐震性ってどうやって決まると思う?」
夫「耐震性がどうやって決まるか??そりゃ、図面をつくるときに、構造とか、いろんな計算を大量にやって設計してるんじゃない?」
妻「ふふふ。当然そう思うよね~」
夫「え、まさか・・」

木造建築物の構造はどうやって決まる?
家を建てる時には、構造を検討することが必要です。
主な方法として、3つの種類があります。

・簡易計算(仕様規定)
・品確法
・構造計算

建築基準法にのっとった建物であるかどうかは、「確認申請」という国による制度によってチェックされています。
夫「お、なんだびっくりさせんなよ。ちゃんと計算してるじゃん」
妻「うん。国では「簡易計算」でOKとされているよ」
夫「ふーん、それでも安心でしょ?」
妻「簡易計算には、構造に関する計算が入っていないのよ」
夫「えーー!それなら・・」

構造計算された家を建てればいい
夫「家を建てる時は、構造計算をしてください!って、設計士にお願いすればいいってことだな!」
妻「そうそう。構造計算をしてもらうことがすごく重要よ。ただ、構造計算を勘違いしてる設計士が少なからずいることが問題なんですって。」
夫「こ、構造計算をかんちがい!?ど、どういうこと???」

勘違い設計士続出!?提出なしで建築許可がでる特例法がある
家を建てる時に必要とされる簡易計算とは、
~「床面積に定数を掛けて必要な耐力壁の数を計算する方法」で、一般的には「壁量計算」とよばれています。~

一方、構造計算とは、
~「長期的な荷重(固定荷重、積載荷重)と短期的な荷重(地震、風、積雪等)の外力が生じた際に柱、梁、基礎等が耐えられるように計算すること」を言います。~

~引用資料:耐震シュミュレーション解析ソフト(Wallstat)を利用した解析に関して/技術提供元:株式会社バーナル

妻「この二つは別物なのに、壁量計算を構造計算と勘違いしている人が大多数らしいのよ」※工務店調査の結果
夫「ええええ!?設計士が勘違いってどうすんのさ!ってことは、構造計算してますか?って質問したら・・」
妻「(壁量計算しかしてないのに)ご安心ください。構造計算してますよ(にっこり)って返答されちゃう可能性があるってことね」
夫「まじかよ」
妻「その上、一定の木造家屋(2階建て以下、延べ面積500m2以下等)の場合、壁量計算書は、国から提出を求められないの(4号特例:2021年12月現在)」
夫「は??提出する必要がない?ってことは壁量計算やらないでもバレないってこと?」
妻「うん。実際、やってない会社が少なからずいるだろうって言われているわ」
夫「構造計算はおろか、その簡易計算すら、されてるかされてないかわかんないのかよ!ど、どうしたらいいんだよーー涙」

許容応力度計算をしてもらおう
妻「簡単な方法があるわ。設計士さんに「許容応力度計算で構造計算をお願いします。」って依頼すればいいのよ。」
夫「許容応力度計算(きょようおうりょくどけいさん)??」
妻「許容応力度計算は、構造計算のなかでも最も安全性能レベルが高くなるといわれている計算なの。耐震等級についても、許容応力度計算による耐震等級3をとるのが望ましいと言われているのよ。」
夫「なんだ、ちゃんとあるんじゃないか。なんで最初からその計算しないんだよ~」
妻「費用がアップするからよ。だけど、命を守る必要経費よ。ここを削って、キッチンのグレードをアップするなんてバカげた話ってないでしょ」
夫「(う・・)じゃ、じゃあ、許容応力度計算ってやつで、計算してもらえば、今度こそ安心な家が建つんだな!!」
妻「そのはずなんだけど・・」
夫「まだ不安なのかよ~~~!?」

それ、本当に損壊しない?
妻「たしかに、許容応力度計算によって建てられた家は、大きな地震があっても倒壊することはないそうよ。ただし、本当に倒壊しないのか、地震の後も安心して住み続けられるような家なのかはわからない。熊本地震のように、大きな地震が2度立て続けに起きたとき、2回目も持ちこたえられるかはあやしい。」
夫「そんなこと言ったって・・確かめる方法なんてないだろう」
妻「ふふ。なんと、その方法を編み出した方がいるのよ」

三次元解析+再設計を繰り返して、地震に本当に強い家をつくる
妻「Wallstat(ウォールスタット)っていう、三次元耐震解析ができるソフトがあるの。自社で独自のシュミュレーションをしている大手ハウスメーカーもあるけど、wallstatは木造軸組構法住宅を対象とする数値解析ソフトウェアで、京都大学生存圏研究所、国土交通省国土技術政策総合研究所、国立研究開発法人建築研究所、東京大学大学院での開発者の研究成果を元に製作されたソフトだそうよ。これで解析すれば、本当に安全な家かどうか見てわかるのよ。」
夫「へーー」


妻「これをみて。赤い色になったら損壊する可能性が高いの。だから、これを限りなく低く(黄色)になるまで、何度も何度も解析と構造計算を繰り替えすのよ。全部が黄色以上になるまでには、なんと100回以上が必要だそうよ」

夫「ひゃ、ひゃっかい!?許容応力度計算をした上で、また100回も修正を加えるの!?」

①地震が発生 → ②グラグラグラ ↓

③おぉっっ・・ → ④乗り切ったー!

妻「そのとおり。逆にいうとそのぐらいしないと、きたるべき大地震に耐えうる家を建てることは困難ってことなのかもね。」
夫「耐震性・・深すぎるぜーーーーー!とりあえず、今住んでる家は危ないな。来年こそは、家を建てるぞーー!耐震性のある安全な木の家をな!!」
妻「フフ、期待してるわ♥」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。ウォールスタットによる解析と徹底した構造計算をへて、木の家を建てたい方はこちらからご相談をどうぞ^^

 

画像引用:「その丈夫さで、大丈夫?安全な家づくり」パンフレット

※弊社はウォールスタットマスターに解析をしていただいています。

技術提供元:株式会社バーナル

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