その間取り危険かも!?安全な構造の木の家を見分ける方法

こんにちは、入社して2か月経ちました!広報の佐藤です。
今朝は現在家づくり真っ最中のS邸へ見学に行ってきましたよ~ピンク色!なポンプ車でドドドドドドドドドッと生コンクリートを注いでいました!

家のすべての重さを支える基礎工事の風景ですね。一見、豪快だぁ!と思ったのもつかの間、コテを使ってめちゃめちゃ丁寧な均し作業をされてました。しっかりと強度を出すために必要な処理や注意を払うべきポイントがたくさんあるそうです。

さて、そんな大事な家の強度。家づくりで一番わくわくする「間取りの設計」が大きく関係していることをご存知でしょうか。今日は誰でも簡単にできる間取りの構造安全チェック方法をお伝えします。現在2階建ての家を設計中の方、マイホームを夢見て間取り図を書くのを楽しんでいる方は要要要チェックしてくださいね!!

あなたのお家、危ない間取りになってない?
ある日のこと。
「気持ち悪い間取り(図面)だなぁ・・」隣に座る先輩がつぶやく声。
どうしたんですか?
「ほら、柱が1階と2階で柱の位置がズレているでしょう?」
どれどれ。あ、ほんとだ!2階には柱があるのに、その真下にあたる1階に柱がない。しかも1か所だけじゃなくて、あっちもこっちも・・!!本数をかぞえてみると・・2階に64本あるうち、その真下にも柱があるところに30本しかない。これって大丈夫なのかな。どうなってるんだろう?
「この部分は、下に柱がないので、梁で支えているということです。」
梁は横向きに施工されている木材ですよね。えっと・・この柱はこの梁で支えていて、こっちの梁はそっちの梁で・・ってか、かなりバランスが難しいです。私、こどもと積み木しますけど、こんなバランスの積み木ってめちゃめちゃ難易度高いですよっっ!?
「笑。そうでしょう。柱の下に柱がないと、いくら梁(横の材)があるといってもバランスを保つのは厳しい。子どもでも想像できるバランスの悪さで人が住む家が建ってしまっているんです。」
こ、こわーーっっ!!な、なんでそんなことにーーー!!?

構造の安全性を考えられない設計者も存在する
家づくりを考える時、お客様は間取りについてたくさんのご要望を持っておられます。1階のリビングは広々大きな部屋にしたい。キッチンの横にはパントリールームをつくってほしい。階段は吹き抜けがいい・・等など。実は、間取りは木造住宅の構造と深く関連しています。先ほどの柱の位置しかり、間取りをつくる壁についても、同じように一階に壁がないと家の構造のバランスが悪くなってしまいます。
ところが、お客様のご要望をまるまる叶えるため、もしくは構造の安全を確保する方法を知らないために、構造上無理な間取りをかいてしまう設計者が少なからずおられます。そのため、さきほど先輩が気持ち悪いと表現した間取り図面で家を建ててしまう方が出てしまうのだそうです。(気持ち悪い図面は、これから家を建てようと某ハウスメーカー木造部門で設計してもらったもの。安全性をみてほしいと持ち込まれた図面でした。)特に、おしゃれや奇抜さをうたった物件は、無理な構造になっているケースが多いので要注意!!
毎日お客様が来るわけじゃない、人生の多くの時間を過ごす家にいるのは大切な自分の家族ですよね。プロに設計してもらったから、安心しきるのではなく、自分でもチェックしてみましょう!

かんたん!構造の安全チェック方法
やり方はとっても簡単。まず、平面図とよばれる、部屋を真上から見た間取り図面を用意します。図面は一般的に1階と2階は、ぴったり平行するように書かれています。ピンクとブルーのマーカーペンを使って、まずは「壁直下率(かべちょっかりつ」をチェックしてみましょう!

1、 2階の壁をすべてピンクのマーカーでなぞります。(クローゼットの扉や階段の壁も引きましょう)

2、 1階の図面に、1でなぞった2階の壁をすべてピンクのマーカーで書き写します。

3、 次に、1階の壁をすべて ブルーのマーカーでなぞります。 (クローゼットの扉、窓は引きません)

これで完成です。ピンクとブルー、ピンクとブルーが重なった紫色 の3色の色分けができました。
続いて、数をかぞえていきます。

4、 紫色/ピンク の形で、一列ずつ壁の数をひろっていきます。たて、よこ それぞれ出しましょう。

5、 次に、出した数字をすべて足し算します。 紫の数/ピンクの数 それぞれ出します。

6、 最後に、紫色の数 ÷ ピンクの数 を計算しましょう。この数字が 壁直下率 です。60%以上が望ましいとされています。

いかがですか?この図面の場合、63.7%なので安全な間取りと言えそうです!
さらに安全性を求める場合、これに加えて、外周部の壁を除いた「内部壁直下率(ないぶかべちょっかりつ)」を確かめます。

7、 さきほど出した紫色/ピンク の数字のうち、外周部をのぞいた分をすべて足し算します。内部の紫色の数/内部のピンクの数をだします。
8、 内部の紫色の数 ÷ 内部のピンクの数 を計算しましょう。この数字が 内部壁直下率 です。 こちらも60%以上が望ましいとされています。

いかがでしょうか。今回は50%!理想の60%を切ってしまいました・・。これ以上に、内部壁直下率は驚くほど低い数字がでてしまうことも少なくありません。
このように、マーカーペンと図面さえあれば、だれでも簡単に家のバランスを確かめることができます。同じように、柱の数を数えて柱直下率、内部柱直下率も出すことができます。こちらは50%以上だと安全性が高いと言われていますよ。

怖い間取りだと判明!どうする?!
うそーーーーー!我が家の間取り図面、ぜんぜん足りないんだけど!!という方はぜひ設計者に着工する前に待ったをかけてください!もし、不安を伝えて「構造計算してるから大丈夫ですよ」と返されてしまってもひるまずにこう言いましょう!

許容応力度計算で構造計算してもらおう
法律をクリアする構造計算には、実は様々な方法あります。その中の「許容応力度計算」をつかった構造計算を設計者にお願いしてみましょう。この手法は、実際に地震などの大きな負荷がかかった時にその設計で建てた家がどうなるか?等を詳細に計算するため、最も安全性の高い計算方法だからです。長期優良住宅と認定するために必要な計算よりも、さらに安全性を高める計算にあたります。
ミヤシタでは、全棟許容応力度計算を実施し、構造の安全性を確かめた上で家を建てています。
安心な構造かを直接見るイベントも実施してます!ぜひプロに任せず、家族の安全をご自身で守る。そんな家づくりを応援したいです。ご予約お待ちしてます^^

すまいの構造見学会はこちらです!
↓↓

木の家づくりをはじめよう

木の家づくりの専門家に相談ができます。
お困りの事ありませんか?

・土地探し
・資金計画
・ライフプラン
・木の家のプランづくり
・実際の木の家の暮らしを見学
・製材所で兵庫県産木材ができるところを見学

等など、
家づくりのお困り事を解決しています。
家づくりの第一歩を始めましょう!オンライン相談も受付中!

▶家づくり相談に参加する


 

ここからは、
木の家づくりで使えるお得な情報のご紹介
↓↓↓↓

●兵庫県の木造住宅ローン、使わないともったいない!?
日本一安い全期間固定の住宅ローンです。
フラット35タイプSと比べても3000万円借り入れした場合、35年間で150万円も総返済額に差が生まれます。
詳しくは↓↓のページに書いています。
>兵庫県産木造住宅ローンはこちら

●令和2年度地域型住宅グリーン化事業、始まってます。

グループ採択が決定!

・認定長期優良住宅   100万円/戸
・ゼロエネルギー住宅  140万円/戸

グリーン化事業とは、国土交通省が地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する為に出来た補助金制度です。
工務店等のグループ毎に採択されるものです。

前期はスタートしていますので、詳しくはお問い合わせください。
担当者が丁寧にご説明させていただきます。

詳しく聞いてみたいって方はぜひ一度、お問い合わせください。


●ミヤシタの木の家、株式会社宮下の情報発信いろいろ

ブログを読んで、気に入ったら、
いいねをポチッとしてください(≧∇≦)b

各種SNSでも情報発信しています。レビューやコメントお待ちしています!
LINE@はお問い合わせにも使えて便利です(≧∇≦)b

Facebook Instagram LINE@ Houzz Pinterest YouTube

【公式ブログも毎日更新】https://miyashita-lww.jp/category/blog/

株式会社宮下

PAGE TOP