兵庫県産木材の産地見学ツアー、参加!工務店ブログ

こんばんは!
浮村です。

今日は兵庫県主催の産地見学会に一般参加してきました。

以前は宮下も参加するひょうご木のすまい協議会(民間工務店グループ)の取り組みの一つとして年2回の開催をしていました。
現在は兵庫県の方で年2回の運営になっています。

当時は宍粟ルートだけだったのですが、バージョンアップを果たし、【三宮-丹波ルート】と【姫路-宍粟ルート】の2種類でツアーが組まれました。

私は【三宮-丹波ルート】に参加させていただきました。
合流は無いので、宍粟ルートはどうかわからないですが、今日はツアーの状況や林業の話をシェアしたいと想います。
 ※今回は写真も多めなので、見出しと写真だけでもお楽しみいただけます。

HASE65(ハーゼロコ)のトークイベントに参加
実は、前日の23日夜に、神戸の王子駅の近くにあるシェアウッズにて、泉州林業とシェアウッズ代表同士の林業に関するトークセッションを聴いてきました。
HASE65とは、オンラインサロンという形で森から暮らしへをコンセプトに月1イベントやオフ会など、を企画・運営・情報発信をしているグループです。
先月知り、なにやら気になる活動をされていると思い、初参加となりました。

実際、話はブログでも書けないくらい裏話がすごかったことと、知らなかった林業の情報が聴けてとても良かったです。

チラ見せすると、「林業が農業や漁業とどう違うのか?」「木は腐らない!」「林業のなにがおかしいのか」「森作りの実態」などなど、盛りだくさんの1時間半でした。
そのあとも木と関わりのある多くの方とお会いでき、次回が楽しみでわくわくしてしまいます。

写真はHASE65

ここから産地見学ツアーの話です。
実際に山・森へ見に行く

神戸は都市でありながら、山・街・海が揃った稀有な地域です。
兵庫県は南北に海がある地域で当然大きな森林があります。今日は産地見学ツアーに参加して、街から山へ、産地からの取り組みを見てきました。

HASE65で聴いたことや見に行ってわかったことも増え、とても濃厚な環境に身を置くことが出来ました。

イベントの内容としては、
①丹波の森林整備の伐採現場で伐採を見学
②地域の製材所が廃校を活用した地域×製材所の取り組み
③道の駅 丹波年輪の里で昼食+木育と木育キャラバンの話
④三田市兵庫村にある兵庫県産木材仕様の木の家見学
のスケジュールでした。

森林整備と伐採現場

産地見学ツアーで三宮を出て、森林伐採現場を見学に行きました。
こんな山、森林でした↓

今回は実際に伐採作業は見学出来ないと聞いていたのですが、ご厚意で伐採作業の実演を見せてくれました!
↓はその時の動画です。

迫力は控えめですが、木を伐るときは人力でチェーンソーをつかう。
産地で働いている方も少なく、林業を盛り上げて行く必要があることや、HASE65で聴いた林業の話の風景がそこにはありました。

林道もキャタピラーで通れる状況、丸太で土留をして足場を作っていたり、注意して見ていると危険な箇所は多く、それでも安全な状況を作り、伐採作業まで実演してくださった作業員の方には感謝です。

神楽小学校の廃校跡へ向かう!

伐採現場を見た後はふたたびバスに乗り込み、FORESTDOORしぐらに案内してもらいました。
丹波市と木栄さんが協力して、廃校になった神楽小学校を活用して兵庫県産木材を使った多くの実験や活用展示をしていました。

それだけではなく、長年の歴史を持ちながらも廃校になった小学校の歴史を保存してあり、卒業生の人も楽しめる、地域にも活用してもらえる、廃校になっても活用していました。

廃校直前、最後の授業のまま残された黒板のメッセージもあり、卒業アルバムなどの写真も
残されていて、地域の避難場所として兵庫県産木材の緊急パーテーションもあり、地域に活力をもたらしているように感じました。

ウッドデッキでは兵庫県産木材を使った暴露試験をしており、防腐処理だけではないいくつかの工夫がされていました。

シロアリの実験室では、実際のイエシロアリを見れて、一般の方にとってもショッキングな木材状況が透明なプラスチックの向こう側で広がっており、みんな興味津々でした。

私も熱心に見ていたのですが、足裏に柔らかい感触があり、ヤマビルが居てびっくりしたと同時に、誰か噛まれたのでは?それともヤマビルも飼育していて逃げ出した?と思い、スタッフさんに確認して、足から血が出ている方が居て、早め?に気づけて良かったと安心しました。

実際、前日にも雨が降っていて、暖かくなった夏の時期、山へ入るとヤマビルの危険性があることを再認識しました。


丹波年輪の里へ

そのあとは、丹波年輪の里で昼食を取りました。
参加費は1000円なので、お昼は私達がしていたときをイメージしていました。

今回は豪華でした。おいしかったです(๑´ڡ`๑)
↓は嘘偽りのない昼食の内容です。

お昼の後は、道の駅内の木の館へ移動しました。
そこには木材の端材が置いてありました。量が多かったことと価格がリーズナブルでびっくりしました。
↓は写真です。

その後は映像やプレゼンテーションで実際の製材(台車)の風景や木育と木育キャラバンの紹介がありました。

私自信認識が甘く、新たに知った情報もありました。
木育って食育と同じで文科省が言っているのだと思っていました。
実は林野庁発信の言葉だったのです。

実際に調べてみました。

Wikipedia「木育」より


『木育』は、北海道庁が主導して進めた『木育(もくいく)』プロジェクト(平成16年9月に発足)から提案された新しい教育であり、平成17年3月に、『木育』の理念や『木育』を進めていくために必要な施策について、「『木育(もくいく)』プロジェクト報告書」として取りまとめられた。
その後、平成18年9月8日に閣議決定された「森林・林業基本計画」の38頁に、「市民や児童の木材に対する親しみや木の文化への理解を深めるため、多様な関係者が連携・協力しながら、材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ、「木育」とも言うべき木材利用に関する教育活動を促進する。」と記された。


中学校の技術(教科)も今は、木工以外も内容が増えていて木工ができる方が減っている影響も出ているようです。
木育キャラバンで多くの方に木育が伝わっていますが、林産指導課だけでは保育園や幼稚園に回ることができず、それも考えないと行けないことの一つになっているようです。

もう一つ、木の単価と物価の変遷を過去から現在でお話を伺いました。
昭和の時代、桧材で4000mm×105mm×105mmの柱が物価の上昇に伴い、18000円が一時は54500円以上になりました。

でも平成が終わり、令和になった今
実は同じ柱材で18058円でした。物価は当時から4倍以上になっているのに柱の価格は変わっていませんでした。
(※木材の価格は流動的なので、一律ではないです。)

直接の言葉は無かったですが、林業がいかに大変なことになっているのかと昨日のHASE65の話もあり、絶句してしまいました。

今も、質問を受けることが多い、「木の家は心地いいけど、やっぱり価格が高いんでしょう?」

今日の話を聞くと、今の木の価格はびっくりするぐらい安くなってしまった。ついでにFORESTDOORしぐら、で地産じゃない木を使うことが家に与える影響も知り、今日参加していただいた方にもわかりやすく伝わったのではないかなと感じました。

最後に兵庫県産木材の木の家を見学して終わり

兵庫県産木材を大工の手刻みで組み上げた木の家は当然心地よかったです。
洞窟をイメージした内装の通り、一手間も二手間も掛かったことがわかるすごい木の家でした。

多くの体験と体感があり、今日一日、産地見学ツアーに参加できてよかったです。
ひょうご木のすまい協議会が続けてきたイベントが県主導で定期イベントとして実施されていることが嬉しく思いました。
でも参加すると思ってしまうこともあったのは事実で、そこはアンケートでバッチリお伝えしておきました。

次は冬?頃にされると思うので、またご案内するのでぜひご参加くださいね(≧∇≦)b
今日は産地見学ツアーのレポートでした。

↓↓は兵庫県産木材の木の家づくりを考えている方に読んでほしいお知らせです。

木の家づくりをはじめよう

木の家づくりのプロフェッショナルに相談ができます。
お困りの事ありませんか?

・土地探し
・資金計画
・ライフプラン
・プランニング
・木の家コンセプト
・実際の木の家の暮らしを見学
・製材所で兵庫県産木材ができるところを見学

等など、
家づくりのお困り事を解決しています。
家づくりの第一歩を始めましょう!

▶家づくり相談に参加する


ここからは、
木の家づくりで使えるお得な情報のご紹介
↓↓↓↓

●兵庫県の木造住宅ローン、使わないともったいない!?
日本一安い全期間固定の住宅ローンです。
フラット35タイプSと比べても3000万円借り入れした場合、35年間で150万円も総返済額に差が生まれます。
詳しくは↓↓のページに書いています。
>兵庫県産木造住宅ローンはこちら

●地域型住宅グリーン化事業、グループ申請始まってます。

グループ採択されています!
前期分は埋まってしまいました。
後期分は全国で早いもの順形式なので、早めのご相談を。

・認定長期優良住宅   100万円/戸
・ゼロエネルギー住宅  140万円/戸

グリーン化事業とは、国土交通省が地域における木造住宅の生産体制の強化、環境負荷の低減等を図るため、地域の木材関連事業者、流通事業者、建築士事務所、中小工務店等が連携して取り組む省エネルギー性能や耐久性等に優れた木造住宅・建築物の整備を支援する為に出来た補助金制度です。
工務店等のグループ毎に採択されるものです。

前期はスタートしているので、これからは後期になります。
詳しくはお問い合わせください。
担当者が丁寧にご説明させていただきます。

さらに消費税増税次世代住宅ポイント始まります!

消費増税対策で住宅ローン控除の延長制度と合わせて、次世代住宅ポイント制度始まります。
グリーン化事業との併用は出来ませんが、新築を建てるだけで、30万ポイントもらえて、1ポイント=1円としてカタログ商品と交換できます。
詳しく聞いてみたいって方はぜひ一度、お問い合わせください。


●ミヤシタの木の家、株式会社宮下の情報発信いろいろ

ブログを読んで、気に入ったら、
いいねをポチッとしてください(≧∇≦)b

 
各種SNSでも情報発信しています。レビューやコメントお待ちしています!
LINE@はお問い合わせにも使えて便利です(≧∇≦)b

 
【公式ブログも毎日更新】https://miyashita-lww.jp/category/blog/

株式会社宮下
企画営業 浮村晋也

PAGE TOP