こんにちは!
本日は宮下の事務所から車で5分の場所にある『内田家住宅』をご紹介します♪
打合せがてら、古き良き木の家見学はいかが?^^
わ~ぉ。なんて立派な茅葺(かやぶき)屋根の家!!このお屋敷は、江戸中期に建たられた庄屋で、250年を経て今に残る兵庫県の重要文化財です。
こちらの茅葺(かやぶき)に使われている植物はススキ。茅葺の厚さなんと最大60センチ!!撮影時は、雨が降っていましたが、内側にはまったく滲みてませんね・・!高い断熱効果もあり、夏を涼しく過ごせる構造なんだとか。
おじゃましま~す!
建物の中へはいると、そこは広い土間空間。5連につながったカマドやうまやがあります。床は土に石灰とニガリを混ぜて叩き締めてつくられているそうです。昨今は土間といえば「モルタル」が基本なので興味深い~(゜ν゜)°˖✧今の建築がモルタルを使うのは、湿気や土汚れを避けたためかしら・・と想いを馳せつつ、畳の間へ。
10畳間のシモノマと、8畳のカミノマがひとつなぎの大空間!天井も高く、開け放たれた戸から庭が見え最高に心地よいです!!一方で、「寒そうだな~(笑)」という間取りですが、近年は樹脂窓や木製サッシという断熱性能が優れた窓サッシがあるので、このような広い開口部があっても快適な家づくりが可能になっています。
ふか~い軒のある縁側(えんがわ)は、約1.3mのたっぷりの幅。すごく使い勝手がよさそうです♪ 当時は部屋の一部として、屋外作業の場として利用されたそうです。ウッドデッキをつくるならぜひ軒がほしいですね~
砌(みぎり)という屋根から雨のしずくが落ちる位置に、石や砂利が敷かれていて素敵°˖✧ これなら水たまりができることもなさそう!風情のある機能美かっこいいです。今の家は、軒樋(のきとい)で集水させて排水溝に流すのが一般的です。
つづいて、板の間へいってみましょう。おっ!壁の一部が修理(平成15年)前の土壁が残されていました。年のながれを感じます。今は、土ではなく石膏ボードを使うのが一般的です。
囲炉裏のある板間はダイドコロ。調理をしたり、暖をとったり。家族の生活の中心となった場だそう。今の家は、煙は換気扇で外に即排出!させますが、囲炉裏やカマドの煙で防虫等の効果を得ていたそうです。
さらに奥に進むと・・ひえっ!びっくり甲冑がありました~
薄暗いナンドと呼ばれる板間。他の部屋とは異なり、閉鎖的につくられており、主人夫婦の寝室や家財の保管に使われたと考えられているそうです。
↓屋根裏。茅葺用のススキを毎年刈り取って保管します。今回は2年前に葺き替えしたばかりとのことでほぼ空っぽでした。
庭のススキ↓
↓葺き替えしなかった方の茅葺にはコケがびっしり!自然に還る屋根ってやつですね°˖✧
以上。古~~~い木の家見学レポートでした!いかがでしたか?
木材は使い方が建材より難しかったり、手入れも不可欠ですが、内田家のように250年もの時を越えることができる尊い素材です。ぜひあなたの家づくりを考えるひとときに!内田家住宅を訪れてみてくださいね^^
最後までお読みいただきありがとうございました。現代の木の家づくり相談はこちらからどうぞ!
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内田家住宅
所在地:神戸市北区鈴蘭台西町6丁目8-8
所有者:神戸市
構造:入母屋造 茅葺 平屋 平入
公開日:神戸市教育委員会文化財課(TEL:078-322-5798)までお問い合わせください。※神戸市のHPで閲覧できる場合あり
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