丹波林産振興センターの「紅葉祭」
スタッフの中務です。そろそろ紅葉が楽しみな季節がやってきました。
本日は製材所のYさんに、丹波市の原木市場の特別市、その名も「紅葉祭」に連れていって頂きました!年間4回ほど開かれる「特市」は、時期によって色々な名前が付いているそうです。例えば年明け初めての市は「初市」。お盆前は「木霊市」など。
なかなか風情がありますね。
山から木を伐りだしてる山師さんたちも、特市には良いものを出すそうです。
このため、特市の時は原木の金額も上がるそうです。
原木市場はお宝の山!
原木市場にはご覧のように、競りにかけられる原木がずらっと並んでいます。壮観ですね~
品質の良いものは1本単位で売ることもありますし、何本かまとめて一山で売る場合もあります。
原木の小口には、末口径(丸太の細い方の直径)が記入されています。原木にキズや割れ、腐りなどがあると、ここに書かれている場合もあります。今日競りにかけられているのはほとんどが杉、一部桧でした。
ほんの少しですが、広葉樹も置かれていました。写真はケヤキの大きな丸太です。栗・楠・桜などもありました。
私が個人的に大好きなアベマキも競りに出ていました~。
アベマキは桂離宮の門や茶室に、皮付き丸太として使われています。
木目はナラ材とよく似ていて、ほんのりピンク色をしている綺麗な木ですが、建築で使われることはほとんどありません。
カウンターやテーブルなど、家具にすると綺麗だと思うのですが…
こちらの原木市場では、土場に丸太を並べている時点で、産地ごとに仕分けがされています。今日は、京都府産と兵庫県産の原木が並んでいました。
いよいよ競り開始
さて、下見が終わって市の立つ時間がきました。
場内にサイレンが鳴り響くと共に競りの開始です。
並んでいる原木の状態を見極めて、せり人が最初の金額を提示していきます。
原木を買いたい人は原則その金額からスタートして、手を挙げて指で数字を示し競り落としていきます。テレビで見るマグロの競りの木材版です。せり人の提示した金額に対して買い手がつかない場合には、金額を下げて仕切り直す場合もあります。落としたいものがかぶると、複数の買い手がにらみ合ったり、譲り合ったりする場面もあり、なかなかドラマチックです。
端から順番に丸太一本ごと、あるいは一山ごと競りが続いていきます。
製材所のYさんも、あらかじめ下見していた原木をテンポよく競り落としていましたが、サインを出すのがあまりにも早すぎて、写真は撮り損ねました(笑)
特市で沢山の原木が並んでいたので、全ての競りが終わるまで1時間以上かかりました。
Yさんが競り落としているところが撮れなかったので、競り落としたあとの原木を元から撮影。
大きくて立派な一番玉(丸太の一番根っこに近いところ)。厚みのある巾広の、迫力ある板が取れそうです。
競り終了後、自分が競り落とした材をもう一度確認して歩くYさんの後ろ姿。
市が終わって原木市場をあとに。
市場の周りも、紅葉が始まっていました。
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