地震に強い家をつくる!自然素材で防蟻する木の家

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2021.04.06

こんにちは、
「木の家ミヤシタの家ってどんな家？」ミヤシタが建てる木の家、選べる仕様をご紹介しているシリーズ、
第四弾は・・『防蟻（ぼうぎ）』！

ナニソレ？と思った方も大丈夫。いってみよー！

地震に強い家は、防蟻（ぼうぎ）されている
健やかで心地よい暮らしを叶えてくれる木の家。そんな木造住宅の2大劣化原因と言われるのが「腐り」と「シロアリ」です。

防蟻（ぼうぎ）処理とは、住宅の土台や構造材にシロアリなどの被害を防ぐ処理を施すこと。

防蟻処理がされないといったいどうなるんでしょう？
大阪市立大学による驚くべき調査報告があります。

～震度7に見舞われた淡路島北淡町と神戸市東灘区の調査では、対象となった841棟中、276棟に木材の腐朽と蟻害が認められましたが、それらの住宅の全壊率は89%にものぼった。それに対して、腐朽と蟻害がなかった565棟では、全壊・半壊あわせて50%。これにより、腐朽・蟻害が建物の耐久性を著しく低下させていることは明らかである。～
参考：『木造住宅の耐震/日本木材加工技術協会、日本木材保存協会、日本住宅・木材技術センター共同編集』

こここ・・怖い！！
シロアリや腐れがでていた家は、9割が全壊！！
かなり恐ろしい数字です。

これらをふまえ、現在の建築基準法には木造建築の場合、地面から1ｍの構造耐力上主要な部分（柱・筋交い・土台など）に対し、有効なシロアリ対策を講じることが定められています。
なあんだ。それなら安心だね！

ところが・・

主流は、効果5年の薬剤⁉
現在、日本で使用される防腐防蟻（シロアリ）剤は有機系の薬剤が主流となっています。合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分について、胎児への影響などが懸念されていますが、シロアリ被害を食い止める必要悪との見方から使用が認められてきました。
いずれも持続効果は短く、平成13年の日本しろあり対策協会通達では「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」などの旨が確認されています。つまり、再処理しない限り5年後にはシロアリに対して無防備になってしまいます。5年毎に再処理することを前提に使用されている防腐防蟻（シロアリ）薬剤ですが、現実には断熱材が詰まった壁内部の処理は難しく、床下など再処理が可能な場所であっても疎かになっています。一般に防腐防蟻（シロアリ）に対する関心は低く、住宅の引渡し時に再処理の説明を受けないケースもあるそうな。
（株式会社エコパウダーHPより抜粋）

ええ！や、やばいじゃん！

自然素材「ホウ酸」がすごい
そこで宮下が標準仕様として採用しているのが、ホウ酸を使った防蟻処理です。

≪メリット≫
１　シロアリ&木材腐朽菌にダブルで効く！
２　赤ちゃん、妊婦、お年寄りにも安心　　
３　半永久的効果が続く＝メンテ不要（※定期点検は必要）

ホウ酸は、木材を腐らす木材腐朽菌を死滅させる木材保存剤です。鉱物由来であるホウ酸は、分解や揮発性がないのでいつまでも効果が続きます。目薬などにも使用され、お子様やペットがいても安全です。
海外ではホウ酸を使った防蟻処理が主流で、ホウ酸で防蟻処理した家が70年以上の被害なしという実証データも存在します。
人体に害がないので室内利用も可能。カビやにおい防止に、押入れや畳、カーペットに使える製品もあります。いいことばっかり！！

でも、水に弱い？
そんなすごいホウ酸にも弱点が。それは、水で流れてしまうこと。そのため、水濡れは厳禁！宮下ではエコボロンdeガード工法という認定を受けた専門業者がしっかり雨養生、施工し、15年保証もつけて防蟻施工しています。
ちなみに弱点ではないですが、すでにシロアリ被害が出ている家の場合。ホウ酸に殺虫する力はありませんので、殺虫剤＋ホウ酸での防蟻処理という施工になるそうです。

「地震に強い」が続く木の家
どんなに新築時に立派な構造をつくっても、腐朽したり、食害されたりして耐震性が弱まってしまうことがある、という思わぬ盲点。みなさんはご存知でしたか？　
4月はヤマトシロアリの飛翔がはじまります。耐震を考えるなら＋防蟻もセットでご検討くださいね！

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