こんにちは、広報の佐藤です。
完成が近づく木の家の施工現場!本日は壁の紙クロス貼りが進んでいましたよ~!
↑アフター
↓ビフォー
真っ白空間にへんしーん!!木チップが混ざった自然素材の壁紙は 安心 & 木などの調湿機能を妨げないので木の家にぴったりなんですって。いいね!
さて本日は、3連休もコロナ感染者増加が止まらないっっ(; ・`д・´) ステイホームを余儀なくされる現在にこそ知ってほしい、家の換気システムの実態についてお伝えします。いってみよー!
チクタクチクタク・・あ、もうこんな時間。そろそろ窓を開けて換気しなくちゃ~でも、寒いから開けたくないな・・
窓開けなくてもいいかな?
っていうか、最近の家は24時間換気システムっていう機械設備が義務化されて備わってるって聞いたんだけど。窓開けなくてもいいんじゃない?
24時間換気と窓の換気は同じ?
窓の換気は、開口部が大きいので、ごそっとお部屋の空気を入れ替える(=換気)することができます。
一方、24時間換気システムは、すごーく簡単に言うと、少しずつ時間をかけて空気を入れ替え(=換気)します。
ふむふむ。窓の換気なら短い時間で、汚れた空気がイッキに新鮮な空気に交換できるってわけね!
24時間換気はなぜ必要?
昔の家は、窓を開ける以外にも、自然換気といって窓や扉などの隙間を通して、風または室内外の温度差のために自然に外気と室内の空気とが入れ替わっていました。しかし、最近の住宅は高気密化が進んでいるため、昔の家に比べて自然な換気が起こりにくくなっているといえます。そのため、2003年の改正建築基準法以降、24時間換気システムなどの機械換気の設置が義務づけられてました。どうやってその性能を表すかというと・・
換気の性能は一般的に「換気量」と「換気回数」で表します。
換気量・・・1時間に何㎥の空気を取り入れるかという数値。室内の汚染物質濃度の指標になる。㎥/h
換気回数・・1時間にその部屋の容積の何倍の空気を取り入れるかという指標。換気量を室容積で除した値。室内の汚染物質濃度を低減させるスピードに対応した指標。回/h
例えば、換気回数「0.5回/h」というのは、1時間でその部屋の体積の半分の空気を取り入れることです。
「10回/h」なら、部屋の空気を1回入れ替えるのに6分程度の換気で済む計算になります。「換気回数」は、部屋の空気の入れ替わりのスピードを表す指標で、回数が多いほど短い時間で空気の入れ替えが可能となります。
必要換気量・・空気中の汚染物質濃度を基準濃度以下に保つために必要な換気量のこと。
通常の居室では、在室人から発生する二酸化炭素濃度1000ppmで決まることが多いようです。人から発生する汚染物質を対象として機械換気設備を設置する場合は、在室者1人当たり20㎥/h以上の換気量が必要とされています。それ以外にも、ホルムアルデヒドの除去のため基本的な換気回数が決められています。
それが・・0.5回/h以上となる機械換気設備の設置(いわゆる24時間換気設備)の義務付けです!
ほほー!小難しいけど、経緯はわかったよ。結局、
ここ十年位に建った家なら、窓を開けなくても換気できてるから安心!ってことでいいんだね?
「の、はずなんですが・・現状として、窓開け換気が推奨されています。」
えーなんでーー!?
どうして窓をあけての換気が必要なの?
設計上は、窓を開けなくても室内の空気は、 0.5回/h つまり、2時間ですべて入れ替わるように設備が配置されています。
しかし、実際には全て入れ替わっているとは言えない現状があるのです。そのため、24時間換気システムだけを頼りにすると部屋の空気は汚れたまま。だから窓開けも併せて行うのがおすすめなのです。
えええーーー!なんですって!?
家の隙間。どれくらいあるか知ってますか?
機械の換気設備は、いわゆる高気密=隙間がない部屋ではじめて威力を発揮します。
隙間がない部屋であれば、空気を排出し、効率よくお部屋の空気が入れ替わるよう考えられた場所に給気口が備えてあるので、きちんと室内全部の空気は入れ替わります。ところが、隙間だらけの室内では予定外の場所から空気が入ってきてしまう(ショートサーキット現象)ので、空気が淀んだままの空間が生まれ、汚れたままの空気が残ってしまうんです。
げーーー!!
そして、ここ十年以内に建てられた家でも、残念ながら隙間だらけ(気密がとれていない)家が多いと言われています。つまり、24時間換気システムは十分に機能しているとはいえない現状があるのです。
げげーーーーーー!!
だから、窓開けろって言われるのか~
それも2カ所開けて、風の通り道をつくるのが大事!とか、扇風機を併用しよう!とか言われるてるもんね。換気スピードアップだと思ってたけど、淀みを解消するためとも言えるんだね。
じゃあさ、家に隙間があるかはどうやったらわかるの?
実測!気密測定
「気密測定といって、家の隙間を計測する方法があります。宮下では、施工期間中に気密測定を行い、高気密を確認した上でお引渡しさせて頂いております」
そうなんだ。今住んでいる家でも測ることができるの?
「計測は可能です」
ではさっそく測ってみまーす!
ところが・・
数値が悪かったらどうすればいい?
うわ~気密性を表す指標、C値の値が2だったよ~
これって悪い数値なんですよね。どうすればいいの??
「気密性を高めるための施工法をご紹介します」
ボード気密とシート気密
気密材(防湿フィルムや透湿防水シート、せっこうボード、吹付け硬質ウレタンフォーム、木材、金属部材、コンクリ部材等)を隙間なく施工して気密層をつくることにより、家の躯体の隙間における内外の空気の移動を防止します。
「大切なのは、気密層を連続させること!」
連続??
「隙間は、屋根と壁の間、屋根と躯体の間、躯体と床の間に生じやすい。ですが、それぞれの施工ごとに様々な職人さんが関わったり、工程のタイミングが異なったりするので、気密についてよく理解していなければ正しく施工することが難しいんです。だから「わしはちゃんと気密シートを張ったゾ!」と屋根に断熱材を仕込む職人さんの話を聞いて安心してはいけません。さらに詳しくたずねると・・「でも、大工が行う床の気密をとるボードとの接触部分はどうなっているかはわからん!!」という続きがあることも(笑)・・これでは床と壁の間に隙間が生じてしまいます。だからこそ、きちんと設計通りに施工、気密層が連続するように入念にチェックする必要があるんです。
宮下の木の家では、ボードとシートを組み合わせて気密層をつくっています。
へ~ なんか当たり前のようだけど、しっかり現場管理しないと簡単に隙間ができちゃいそうだね。
でも、これって家を建てている最中の話に聞こえるけど・・もう建っちゃってる家の隙間をなくして、気密をとることはできないのかな?
「はい・・どうしようもないというのが答えです。」
えーーーーー!!そんなぁ( ;∀;)
隙間を無くす設計施工が大事!
すでに出来上がった家の気密性を高めることは困難です。あらかじめ、隙間をなくす計画と徹底した施工がなにより大切です。新築をお考えの皆様は、ぜひ、高性能をうたう設備だけに注目するのではなく、合わせて家の気密性能の数値を確認して家づくりしてください。
義務化された24時間換気システムをフル活用するためには、気密性(C値1.0以下)の高い家をつくりましょー!!というのが今回のまとめです。私の家も手遅れです(笑)対策がわかったらまたブログにアップします!涙 最後までお読みいただきありがとうございました!
気密測定についてもっと知りたい!という方はこちらをどうぞ!↓
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●ミヤシタの木の家、株式会社宮下の情報発信いろいろ
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