こんにちは、株式会社宮下の浮村晋也です。
今回は、皆様の大切な住まいを長く、そして安心して守るための重要なテーマ、「防蟻」についてお話ししたいと思います。
特に、従来の防蟻対策とは一線を画す、株式会社宮下が採用している「ボロンdeガード工法」と「JOTO基礎断熱工法」を組み合わせた、安心安全な防蟻対策と基礎断熱仕様についてご紹介します。
※床暖熱仕様も対応します。お気軽にご質問ください。
シロアリ被害、他人事ではありません
「うちは大丈夫だろう」と思われがちですが、シロアリは知らぬ間に住まいを蝕み、気付いた時には大きな被害となっているケースが少なくありません。木造住宅にとって、シロアリはまさに天敵。建物の耐久性を著しく低下させ、最悪の場合、大規模な修繕が必要になることもあります。
従来のシロアリ対策では、木材に合成殺虫剤を加圧注入したものが多く使われてきました。しかし、これらの薬剤は、空気中への影響による健康被害の可能性や、約5年で効果が弱まってしまうという問題点を抱えています。お子様やペットがいらっしゃるご家庭では、特に気になる点ではないでしょうか。また、せっかく対策をしても、数年で効果が薄れてしまうのでは、費用対効果の面でも疑問が残ります。
日本の住まいに潜む主要なシロアリと新たな脅威
日本には20種類以上のシロアリが生息していると言われますが、私たちの住まいに深刻な被害をもたらす主なシロアリは、大きく分けて2種類。それが「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。近年では、海外から侵入した「アメリカカンザイシロアリ」による被害も報告されており、その対策も重要になっています。それぞれの特性を知ることが、効果的な対策を考える第一歩となります。
※下記に調べた情報をまとめてみました。
◎ヤマトシロアリ
特徴と習性: 日本全国(北海道北部を除く)に広く生息し、最も一般的なシロアリです。湿った木材を好み、朽ちた木や家の床下など、湿気の多い場所でよく見られます。特定の大きな巣は作らず、木材を食べながらその中に巣を広げていく習性があります。被害の進行は比較的穏やかですが、放置すればもちろん深刻なダメージを与えます。羽アリは黒褐色で、4月から5月頃の昼間に飛び立つことが多いです。
被害箇所: 浴室や洗面所、台所の床下など、水回りの湿気の多い場所の被害が集中しやすい傾向にあります。
◎イエシロアリ
特徴と習性: 千葉県以西の比較的温暖な海岸線沿いの地域に多く生息します。ヤマトシロアリとは異なり、地中や木材の中に巨大な巣(本巣・分巣)を作り、そこを拠点に活動します。自ら水を運ぶ能力に優れているため、乾燥した木材でも加害し、被害範囲が広範囲に及ぶのが特徴です。繁殖力も非常に強く、被害の進行が早く、家屋全体に及ぶこともあります。羽アリは黄褐色で、6月から7月頃の夕方から夜に活発に飛び立ちます。
被害箇所: 基礎の内部から天井裏まで、建物のあらゆる場所を加害する可能性があります。その被害は激烈で、短期間に大きなダメージを与えることがあります。
◎アメリカカンザイシロアリ
特徴と習性: 外来種であり、近年、国内での被害報告が増えています。乾燥した木材でも生息できるのが最大の特徴で、床下だけでなく、柱や梁、家具の中など、建物のあらゆる場所から発生する可能性があります。水分の補給を必要としないため、水回りの近くでなくとも被害が発生する点が厄介です。巣が非常に小さく、被害箇所が発見しにくいのも特徴です。羽アリは、梅雨明けから秋頃にかけて発生することが多いです。
被害箇所: 乾燥した木材であればどこでも被害を及ぼす可能性があり、家具や美術品などにも被害が及ぶことがあります。
半永久的な効果が期待できる「ボロンdeガード工法」
そこで株式会社宮下が自信を持っておすすめするのが、”木部にホウ酸を塗布する「ボロンdeガード工法」”です。ホウ酸と聞くと、”ホウ酸団子(ゴキブリ対策)”をイメージするかもしれませんが、これは元素であるホウ素を元にした安全な水溶液です。
このホウ酸、実は私たち人間の体内にも微量に含まれている、とても身近な物質です。ですが、シロアリなどの昆虫は、ホウ酸を体内で分解・排出する機能を持っていません。そのため、ホウ酸を取り込むことで、シロアリの代謝系に作用し、エネルギー生成を阻害します。これは、ヤマトシロアリやイエシロアリはもちろん、アメリカカンザイシロアリに対しても有効なメカニズムです。そして何より、揮発性がなく、分解されないため、一度木材に塗布すると、半永久的に効果が持続するという画期的な特徴を持っています。
つまり、一度施工すれば、これまでの薬剤のように「5年ごとに再処理」といった心配がなく、ご家族の健康にも配慮した、安心で経済的なシロアリ対策が実現するのです。新築時だけでなく、リフォームや修繕時の防蟻対策としても採用可能ですので、シロアリ被害に遭われた方や、薬害に懸念をお持ちの方にも、ぜひご検討いただきたい工法です。
快適な室内環境とシロアリ対策を両立する「JOTO基礎断熱工法」
次に、住まいの快適性とシロアリ対策を両立させる「JOTO基礎断熱工法」についてご紹介します。
基礎断熱は、基礎の内側に断熱材を施すことで、冬場の床面の冷たさを軽減し、一年を通して室内の快適な温度を保つ効果があります。足元から来るひんやりとした冷気を防ぎ、暖かく過ごせるリビングは、ご家族の団らんをより豊かなものにしてくれるでしょう。
基礎断熱のデメリットとして、基礎内部にシロアリが侵入した場合に発見が遅れる可能性がある、という点が挙げられることがあります。しかし、ご安心ください。JOTO基礎断熱工法では、基礎の内断熱材に加えて、特殊な「土台パッキン」を組み合わせることで、この課題を解決しています。
この土台パッキンは、シロアリが登りにくいように設計されており、さらにシロアリ返しや断熱機能を付加した部材を使用しています。これにより、基礎内部へのシロアリの侵入経路を物理的に遮断し、万が一の侵入リスクを低減します。
株式会社宮下が提供する「安心」の保障と定期点検
「ボロンdeガード工法」と「JOTO基礎断熱工法」は、それぞれ単独でも高い効果を発揮しますが、組み合わせることで、より強固なシロアリ対策と快適な住環境を実現します。そして、何よりもお客様に安心していただくために、これらの工法にはシロアリ保障が付帯しています。万が一の事態にもしっかりと対応できる体制を整えていますので、どうぞご安心ください。
どんなに優れた対策を施しても、建物の状態を継続的に把握することは非常に重要です。そのため、定期点検による目視確認は欠かせません。株式会社宮下では、お客様に長く安心して住んでいただくために、定期点検も行っております。
私たちは、お客様の大切な住まいが、いつまでも安全で快適な場所であるために、最善の技術とサービスを提供することをお約束します。
まとめ
日本の主要なシロアリと新たな脅威:「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」、そして外来種の「アメリカカンザイシロアリ」。それぞれの特性を理解し、適切な対策をする。
ボロンdeガード工法:ホウ酸の力で半永久的な防蟻効果を実現。人やペットに安全で、健康被害のリスクを低減します。ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリのいずれにも有効です。新築、リフォーム、修繕にも対応。
JOTO基礎断熱工法:基礎内部からの冷気を防ぎ、足元から暖かい快適な室内環境を創出。特殊な土台パッキンでシロアリの侵入リスクを低減します。
どちらの工法もシロアリ保障付きで、お客様に安心をお届けします。
株式会社宮下では、施工後の定期点検も実施しております。お客様に安心して安全な暮らしをサポートしています。
新築やリノベーションをご検討中の方、既存の住まいのシロアリ対策にお悩みの方、そして何よりもご家族の健康と安心を第一に考える皆様に、ぜひ株式会社宮下の「ボロンdeガード工法+JOTO基礎断熱工法」をご検討いただければ幸いです。
ご質問やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
株式会社宮下
浮村晋也